ひと目でピンとくる 伝わる写真の撮り方

カメラバッグを選ぶ視点(移動が少ない現場用)

はじめに

みなさんは撮影機材を運搬するのにどんなカメラバッグを使ってますか?ちょっと前に私がストリートスナップを撮りに出かける時に使っているカメラバッグを紹介しましたが、今回は業務撮影の時に使うカメラバッグを紹介します。

とはいえ、業務撮影と言っても様々なシチュエーションがあります。スタジオや記者会見など「撮影場所が1〜2シーンに限られる」という、撮影場所での移動が発生しない場合もあれば、撮影場所が複数あって、頻繁に機材一式を持って移動しなければならない状態では求められるカメラバッグも変わってきます。今回は前者の、撮影場所が限られていて機材一式を抱えた移動があまり発生しない時のカメラバッグについて書いてみます。

カメラバッグ紹介

こちらが私が機材運搬に使っているバッグです。見ての通り普通のスーツケースです。外径はいわゆる国内線機内持ち込み可能な最大サイズです。これ自体はどこにでもあるスーツケースですが、秘密はこの中です。

スーツケースを開けると、このようにピッタリとしたサイズのインナーバッグが入っています。

こちらが中身を取り出したところです。上部に持ち手がついているので一見すると単体の手提げバッグとして使えそうですが、スーツケースのインナーバッグとして使ってこそ真価を発揮します。こういったバッグインバッグタイプのカメラバッグはカメラ屋に行けばけっこう種類があるのですが、スーツケースにピッタリ収まるような大型サイズのものは国内では見つけることができませんでした。私が持っているこのバッグはeBayで偶然見つけたもので、商品代金と日本までの送料含めて6,000円ほどで購入しました。

私が持っているのと同じスーツケースインナーカメラバッグ – eBay

中はこのような感じ。底面と外周部はクッション材で囲まれていて、マジックテープでくっつく仕切り板が長短数本セットになっています。私はこのような配置で仕切り板をセットしています。

実際の利用シーン

では、このバッグをどのように使っているか、実際の利用シーンです。

こちらがとある日のスタジオ&ロケ用の撮影機材を格納している様子です。写真の左側にレンズが3本見えるかと思います。その右側の手前側にはクリップオンストロボを2本重ねて格納しています。ストロボの奥側にはリモートトランスミッタとバッテリーです。そして右側にカメラボディを2台収納しています。

こちらが中身を広げたところです。

  • ボディ:EOS R5 + バッテリーグリップ
  • ボディ:EOS R
  • レンズ:RF15-35mm F2.8
  • レンズ:RF28-70mm F2
  • レンズ:RF70-200mm F2.8
  • クリップオンストロボ:600EX-RT x 2台
  • リモートトランスミッタ:ST-E3-RT
  • バッテリー:LP-E6 x 4本
  • ストラップ x 2本
  • 水平水準器

そこそこ格納できるでしょ?これでもまだ若干余裕がありまして、最大ではこれにレンズをもう1本とMacBook Pro15インチ、外付けハードディスクを押し込んだこともあります。

気に入ってるところ

とにかく大容量でかなりの量の機材を持ち運べることが何より便利です。ですが、大量の機材を運搬可能なキャリーケース型カメラバッグといえばマンフロットやロープロ、ハクバなど、各カメラメーカーから専用の製品が販売されています。

ではなぜ、こういった撮影専用品ではなく、汎用スーツケースのインナーバッグを使っているのか。その理由は2点です。

1)安い
2)好きなデザインを選べる

仰々しく書きましたが、あまり深い理由はないのです。強いて言えば安い。汎用スーツケースに送料込みで6,000円のインナーバッグですから、総費用は1万円ちょっとです。一方の前述の専用品だと3万円以上。けっこう高価です。

そして何よりデザインです。撮影専用品の場合、みるからにカメラバッグです。そりゃカメラバッグなのですから見るからにカメラバッグだとしても何の文句もないのですが、どうせだったら多少でも自分好みの見た目のものを選びたいものです。このインナーバッグであれば外側のスーツケースは機内持ち込みサイズのものであれば何でも対応可能なので、好きな見た目のバッグを選ぶことができます。

一方で専用品でないことによるデメリットもあります。開閉に一手間増えます。いわゆる撮影専用キャリケースの場合はファスナーを開けたらいきなり機材を取り出せますし、種類によってはクイックインサートポケットがついていたりと何かと便利です。でも汎用スーツケースとインナーバッグの組み合わせだとバッグを2回開ける必要があるため、どうしてもバッグの開閉手間が増えます。

なので、ロケ現場が複数箇所に散らばっていて、機材フルセットを都度移動させる必要があるような現場の場合、このバッグは不適です。冒頭で記載しましたように、スタジオ撮影のように撮影場所がほぼ固定されているような現場だと開閉手間もあまり気になりません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?業務で写真を撮っているような方で、こういったインナーバッグを使っているような方はかなり少数派だと思います。私自身もこのスタイルに強いこだわりがあるわけではなく、マンフロットやハクバのキャリーバッグを持っていたら素直にそれらを使うと思いますが、たまたまこのインナーバッグを買ってみたところ想像以上に使い勝手がよく、必要にして十分だったので、特に買い換えることなく使い続けています。

ちなみに、前述のように移動の多いロケの場合はこのバッグは不適ですので、そういった現場用には別途大容量のショルダーバッグを使っています。そちらについてはまた改めて紹介します。

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